所在地 : 愛知県みよし市
 名古屋市と豊田市の中間、みよし市、三好池を望む丘の上に位置する
家族みんなでこの敷地を見にきて、ここに住みたいと決めた土地
岐阜県八百津の森で大黒柱となる檜を選び、伐採に立会、樹齢約135年の檜その後使わせていただいた木々の代わりにケヤキ.こならなどの広葉樹を植える植林ツアーに参加する
木の命や山の生態系と繋がっていることを実感しながらの家づくりです
工期は1年1ヶ月 ゆっくりじっくり楽しみながら丁寧に住まいを創られています。
日本の伝統的な木組みの技を活かした伝統構法・木組み・竹小舞・松丸太・差鴨居を意匠に反映
技術の継承と建築過程の竹小舞編みや土塗体験など参加型の教育と体験の現場でもあったそうです
祖母・親世帯・子世帯と3世帯住宅として循環可能な住空間として計画されています。
当時92歳の祖母は要介護5の認知症で寝たきりになって15年、在宅介護のための工夫が随所に見られます。介護室に前室を設け、デイサービスの迎えの車に雨にぬれず出入りできるようする等
玄関からでは難しい高低差を専用の入り口にすることで解決している
住み慣れた家でのこれから求められる在宅介護の一つのケースとしてヒントとなるのではと思う
世帯ごとのプランもよく検討され、繋がっていながら個性を持ち、部屋ごとの窓の景色も色々な季節を感じられる様に借景として上手に切り取られています。
 外部建具もできる限り木製とし、細部に気を配り、通風に対しても無双付の網戸やルーバー付の網戸など視線を遮蔽しながら通風を確保できる工夫がされ、南北の風通しをよくし、階段室上部に風の塔を設け上下の通風によって風の道を形成し、冷房を設置せずに夏を過ごしているそうです。
 風の塔はそのまま三好池から周囲の風景を眺める展望台となっている。
(冨田真知子)
主要用途 住宅
構  造
木造
階  数 地上2階
敷地面積
248.99u
建築面積
140.47u
延床面積
242.45u
設計者 宇野総合計画事務所
  宇野 勇治
施工者 岡崎製材所
  岡崎 定勝

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