岐阜県交響楽団練習場所在地 :岐阜市芥見南山三丁目7-10 |
40数年の放浪から安住の地を定められ、地域住民との話し合いの結果を成果として本施設が実現された事に対して、地域賞である中部建築賞にふさわしいと上申出来た事を名誉に思います。 本施設が、 限られた敷地 限られた視覚 限られた空間 の中で、3者が一体となり結実された事を評価しなければなりません。 ただ、法的用途地域が投げかけられる問題、地域との建築協定による限界を示す事なくそれが第三者に不自然を感ずる事なく存続した時に、その意義が本建築物に建造物以上の光があたるものと思います 設計者の限られた予算の中で、構造、意匠、設備のエスキースから全てをスリム化し、完成させたとの事である。住居と練習場と相反する施設の解決は、当然住居側を壁によってカットアウトしなければならず、開放部分を反対方向とし処理 不特定な人には違和感があるかもしれませんが、特定の人達の使用施設として理解すべきでしょう。事務スペースについては、もうすこし完成度があればと考察します。限られた予算からくる施設のひとつの提案として受け取り、すこしでも地域の人達に解放され、そのひとつとして小学生を中心とする多くの子供達が、岐阜県の文化の発進基地として育つ事を念じつつ、現地審査を担当する栄誉をいただいた事に感謝を申し上げます。 |
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(八木利喜彌) | |||||||||||||
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