第42回 一般部門 入賞

所在地 :愛知県岡崎市
 コンセプトモデルを見ると、L型のメイン・ボリュームに、4つのボックスを挿入するという構成でした。4つのボックスは、1階の水廻り、2階には、子供のスペース、夫婦の寝室、外部テラスという機能を持っています。メイン・ボリュームと4つのボックスの隙間がキッチン、ダイニング、リビングという場です。コンセプチュアルすぎるのではないかという危惧をもって現地を訪れました。敷地は岡崎の住宅地にあり、40坪の広さで、前面道路に傾斜があるため敷地内にも1,5M高低差があります。道路に対して巾2間のL型に白いボリュームが配され、スケール感がよいなと思ったのが第一印象でした。1,5Mの高低差はメイン・ボリュームの床に反映させ、大階段がリビングを2つのスペースに緩やかに分節しています。4つのボックスは、高さを変え、絶妙な距離感をもって挿入されています。子供部屋ボックスと母親のいるキッチン、家族のいるリビング、外部テラスボックスと内部空間の関係が、住宅内部で、家族同志の関係をうまく作り出す装置になっています。内部空間は壁、天井ともラワン合板で仕上げるという簡素な造りですが、自分のその日の気分で、くつろげる場所決められる自由さがあり、どこにいても心地よい空間でした。コンセプチュアルな構成ですが、家族が無理なく生活を楽しめる住宅だと評価しました。
(貴志 雅樹)

主要用途 住宅
構  造
木造
階  数 地上2階
敷地面積
131.52u
建築面積
61.91u
延床面積
97.86u
設計者 南川祐輝建築事務所
 山本 祐輝
施工者 箱屋
 松本 繁雄

一つ前へ戻る