豊田参合館

所在地 :愛知県豊田市西町1丁目200
  本建物は名鉄豊田線豊田市駅前に建つ延床面積45,461u、地上13階、地下2階の、豊田市民センター地区市街地再開発事業の一環として建設された多目的ビルである。地上階の構成は、1・2階が店舗、3〜7階が図書館、8・9階が能楽堂、10〜13階がコンサートホールとなっている。5層にわたり延床面積12,567u、蔵書能力155万冊の広さを誇る図書館は、よく市民に利用されている。東側のビル本体に対して13階吹抜けの大アトリウムを挟んで西側にエレベータ・エスカレータホールが配置されており、エスカレータホールは軽快な鉄骨に支えられたガラスで覆われている。このため図書閲覧室はアトリウム、エスカレータホールを通して外部までを見渡せる、解放感のある空間になっており、読書に疲れた目を休ませることもできる。この建物には豊田市駅から透明なチューブ状屋根に覆われた屋外階段が伸びている。また、かなりの量になると思われる図書館利用者を別途さばくためか、図書館へ直行できる屋外エスカレータがとりつけられている。これらが設計者の意図であったのか、あるいは後から取り付けられたものかはわからなかったが、建物の外観を損なっている感は否めない。
(森野捷輔)
構  造
鉄骨造
一部鉄骨鉄筋コンクリート造
階  数 地上13階 地下2階
延面積 
45,460.74u
建築主  豊田市民センター
 地区市街地再開発組合
 理事長 田中克忠
設計者  青島設計・佐藤総合計画
 設計共同企業体
 代表者
 株式会社 青島設計
 代表取締役 青島邦夫
 株式会社 佐藤総合計画
 名古屋事務所
 事務所長 奥田征一
施工者 (建築工事)
 竹中・矢作・佐藤・小野
 建設共同企業体 代表者
 株式会社 竹中工務店
 名古屋市店
 支店長 中村隆男
 矢作建設工業株式会社
 取締役社長 山田文男

(電気設備工事)
 きんでん・新生・東和建設
 共同企業体 代表者
 株式会社 きんでん 中部支社 
 専務取締役支社長 長澤健次
 新生テクノス株式会社
 中部支店
 常務取締役支店長 野末芳典
 東和電気工事株式会社
 代表取締役 鈴木衛

(空調設備工事)
 高砂・富士・中根建設
 共同企業体 代表者
 高砂熱学工業株式会社
 名古屋市店
 取締役支店長 岡本保彦
 富士電機総設
 株式会社中部設備支社
 取締役支社長 福田卓司

(衛生設備工事)
 菱和・ナミレイ・西山建設
 共同企業体 代表者
 株式会社 テクノ菱和
 名古屋市店
 取締役支店長 西久志

一つ前へ戻る